高血圧の合併症は死亡のリスクがあります

「ただ血圧が上がるだけ」と高血圧を侮ってはいけません。さまざまな病気を引き起こし、死のリスクも考えられる恐ろしい疾患です。

死因の1/3に関わるほどの重大な病気です

日本人の死亡原因としてとても高いものの中に心臓病と脳卒中が挙げられます。実は、これら2つはどちらも高血圧が引き金になって起こるものです。自覚症状がないまま突然発症することもあり、サイレントキラーと呼ばれることもあります。

メタボリックシンドロームの方はとくに注意

肥満に加えて、血圧や血糖、血液脂質などにおいて複数の異常がある状態を指す言葉です。このような方は、心臓や脳血管に重大な病気を起こすリスクが高いと言われているため、早期の改善が必要です。

身体のいたるところで合併症を起こします

1)脳に関する
血管が詰まったり、破裂したりすることがあります。脳細胞が死ぬことで、言語障害や身体のマヒ、意識障害、死亡のリスクも。一命を取りとめたとしても、後遺症が残ってしまうことが少なくありません。

2)心臓に関する
軽度のものなら、冠動脈の内腔が狭くなることで胸の圧迫感や痛みを起こす狭心症があります。安静にしていると治るために治療を先送りにする方が多いですが、悪化すると心筋梗塞を引き起こします。血管が完全につまり、細胞が壊死して最悪の場合死亡することも。

3)腎臓に関する
進行が遅いため発見されにくいですが、だるさやむくみ、食欲不振などを引き起こし、高血圧をさらに悪化させる原因になります。

4)糖尿病
インスリンの分泌異常によって血糖値が高くなるようです。網膜や腎臓、神経などさまざまな場所に異常をきたす原因になります。

高血圧は身体のいたるところで合併症を起こし、日本人の死因の1/3に関わる恐ろしい病気です。合併症を引き起こしてからでは対処に間に合わない可能性があります。健康診断などで判明した時点で、早めに対応していくことが健康の秘訣になるでしょう。